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「保育園空いてないんですよ!」伝説のお母さん【レビュー】

最近、とっても素敵なマンガに出会うことが出来ました。

あなたは「伝説のお母さん」という漫画をご存知でしょうか。

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作者のかねもとさんがこのマンガをTwitterで公開し始めたところたちまち話題になり、書籍化に至ったそうです。

私が読んだ感想を端的に表すと「面白くてエモくてタメになる」です。

かねもとさんのTwitterやWEB、Kindle Unlimitedでも無料で読めますので、皆さんも是非ご覧になってください(私はかねもとさんを応援したい意味も込めてコミックス買いました!)

そんな伝説のお母さんの魅力を今回ご紹介します。

勇者の元パーティーの凄腕魔法使いが育児中に魔王復活・・・!

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いっぱいかあさんより)

物語はかつて封印した魔王が復活し、当時の討伐パーティーが再招集されるところから始まります。

主人公であるかつての伝説の魔法使いは、いまでは育児真っ盛りのお母さん

国王から招集命令がかかっても、「保育所が空いていないから無理ですっ!」と返答するあたり、もう上質のギャグマンガの予感しかしませんね。

子育てがあるから無理といいつつも、”また冒険に出たい”という思いと葛藤するお母さんの気持ちが凄く切ないです。

ちなみ魔王は案外いいやつで、あろうことか伝説の勇者は魔王側にあっさりと寝返ってしまいます

魔王って「競合他社」の例えなのかな?

ところどころのお母さん描写がハンパない!でも凄いリアル!

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結局なんだかんだあって子供を連れてモンスター討伐の旅に出るお母さんなんですが、ところどころで”お母さん習性”が出てくるあたりがおもしろい。

■こんなところがお母さん例

①回復薬は装備は必要最小限なのに、子供関連のアイテムで結局パンパンの荷物
旅が始まった時点からHP/MPが激減しているお母さん(育児疲れ)
戦闘中に子供がぐずり始めて、基本コマンドがすべて書き変わってしまう

■基本コマンド
たたかう/まほう/ぼうぎょ/にげる

■お母さんコマンド
あやす/おっぱい/おもちゃ/ねかせる
(※「にげる」がないのがポイント)

④宿に宿泊するも、HP/MPがむしろ減ってる(子供の夜泣きで

・・・等。

結果、「子連れだととてもじゃねぇけど冒険の旅はできねえや」という結論にいたります。

うん、そうだよね。。。

ワンオペ育児と仕事の両立がいかに困難であるかを、的確に表現されていると思います。

「育児より魔王倒すほうが楽ですよ」

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その後一旦は復職を諦めるお母さんですが、成長を遂げた後輩が訪ねてきたことで、自分の仕事への思いを捨てきれないことを自覚します。

「家計を支える」という大義名分で、仕事を失ったお父さん(※国王の策略ですが)に育児を仕込むお母さんなのですが、お父さんの「育児に対するナメっぷり」に悪戦苦闘する様もリアル。

思わず国王の使者に漏らした「育児より魔王倒すほうが楽ですよ」はこのマンガの一番のテーマではないかと思います。

これ、本当にそうなんですよね。

でも、お父さんだってわが子のためならばレベルアップはできる!

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そんなこんなで魔王との戦いが終わって、急いで家に帰ってきたお母さんが見たのは、子供を護り抜いたお父さんの姿でした。

うんうん・・・よく頑張った。エラい!

ここで始めてお父さんとお母さんがお互いの大変さを知り、本当の意味での協力を誓いあいます。

「夫が仲間になった!」の文字がゾクッと来ますね。

魔王を倒したあとにやっと夫がパーティーに加わるという演出は本当に素敵だなと思いました。

そして伝説のお母さんへ

私の職場でも、肩身の狭い思いをして働いているお母さんは残念ながらおられます。

お子様の発熱等、止むを得ない理由で戦線離脱せざるを得ないことに、大変な引け目を感じているんですよね。

「気にしないでいいですよ」といくらいっても、ご本人達はなかなか割り切れないのが実情です。

だからこそ、多くの働くお母さんに「伝説のお母さん」を手にとってもらって、「あぁ、みんな同じ葛藤があるんだ・・・」ということを知って欲しい。

そして、伝説のお母さんはこのマンガを読み終えたあなた自身なんですよということも。

いやぁ、ほんとにいいマンガです。

いつか、伝説のお母さんが管理職になった話も読みたいですね!


/ネコロス