モエルライフ。

タフに時代を生き抜く為の「自分Hack」blog

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間違いのない紳士靴の選び方を伝授します!

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前回シューキーパーの記事を書きましたが、私、無類の靴好きなんです。

www.azanael.net


スペースの問題もありいくつか処分しましたが、今所有している靴で有名どころは

・コルテ(仏)
・ベルルッティ(仏)
・ジンターラ’(伊)
・クロケットジョーンズ(英)
・サントーニ(伊)
・三陽山長(日)

といったところです。

そこまで靴好きでない方はピンと来ないブランドばかりと思いますが・・・。


さて、このように色々な靴を履いていく中で、「会社員が履くに適した靴」というのが見えてきました。

それをあなたにこっそり共有したいと思います!

会社勤めなら3万円台の靴を履きましょう

どんなに良いスーツを来ていても、ボロボロの靴ならスーツの格を大きく下げます

逆に、靴がしっかりしたものなら、安いスーツでも格がグンとあがります。

おしゃれは足元から、というのは真実なんです。


といっても、靴も色んな価格帯のものがありますよね。

もしあなたが会社勤めなら、3万円台の靴を履いてください。

これ、ファイナルアンサーみたいなもんです。

なぜ3万円台なのか?

それは「グッドイヤー製法」の靴が買えるのが大体3万円ぐらいからだからです。

そもそも グッドイヤー製法って何?(靴のお勉強)

紳士靴の製法は大きく3つあります。

いずれも靴底をどう貼り付けるかという手法によってわけられるのですが、
ざっくりと説明します(覚えなくていいですよ)。

製法1.セメント

靴底をセメント糊でくっつける製法。

安い靴はだいたいコレ

水がしみこみにくい、という利点はあるが、靴底を買えることが出来ないので基本的にこの製法の靴はいずれ履けなくなる定め。

製法2.マッケイ

靴底と靴本体を縫い付ける製法。

靴の内側に縫い目があるかどうかで見分けられます。

ソールの交換も何回かはできるが、グッドイヤー(後述)より耐久性は劣る。

靴底をシャープにすることができるので、華美なデザインの場合はあえてこの製法をとる場合があります。

製法3.グッドイヤー・ウエルト製法

靴底と靴本体を特殊なやり方(ややっこいので割愛)でジョイントする製法。

靴底を何度でも変えることができ、セメントやマッケイより遥かに寿命が長いです。

また、靴底にコルクを詰めるため、履けば履くほどコルクが足の形に沈みこみ、履き着心地がよくなっていくという性質があります。

3万円台からかけ離れると華美になりすぎます

グッドイヤー製法の靴を選ぶ理由は「堅牢」であり、「長く履くことができる」のが理由です。

そしてその製法の靴が買えるのがだいたい3万円台、ということはすでにいいました。

ではそれよりも上の価格帯はどうか? というとですね。

役員ならともかく、会社員にはミスマッチです。
 

高すぎる靴は会社員には向きません

高すぎる靴が会社員に向かない理由。

それは「無駄な色気が出すぎるから」です。

3万円台を大きく超えてくると、ツヤ感のある素材や形のものに自ずとなってきます。

そんな靴を履いていると「お前会社に何しに来てるの?」と確実に思われますよね。

リーマンが素足にイタリア靴とか最悪です。

かえって仕事が出来ない人間に見えますし、「モテようと必死」感が出て目もあてられません。

紳士靴の基本は黒のストレートチップ

通勤にもっとも適した靴は、「黒」で「ストレートチップ」です。

ストレートチップというのは、先端のキャップが一直線になったものです。

飾り穴も空いていません。

この一見朴訥なデザインが実に美しいのですね。

通勤からフォーマルまでこの一足でカバー出来ます

黒のストレートチップを抑えた上で、二足目に茶色をもってくるのはアリ。

いずれにせよ、黒のストレートチップを押さえておけば間違いありません。

メーカーはどこのものがいいの?

3万円代ということであれば、選択肢は自ずと絞られてきます。

私のオススメはこの3点です。

✓スコッチグレイン(日本)
✓ジャランスリワヤ(インドネシア)
✓トレーディングポストオリジナル

せっかくなので一つずつ簡単にご紹介しましょうね。


スコッチグレイン私自身が10年以上愛用してますので、自信をもっていい靴を作っているメーカーといえます。

リーガルよりややマイナーですが、大手百貨店でも取り扱いのある靴ブランド。

プラスチック製ですけどシューキーパー付きなのが良心的です。


ジャラン・スリワヤ:インドネシアの職人が、靴の聖地ノーザンプトン(英)で修行を積んで、祖国で開始したブランド。

品質の高さとコスパのよさでセレクトショップでひっぱりだこ。

グッドイヤー手の込んでいるハンドソーン製法なのも◎


トレーディングポストオリジナル:トレーディングポストという靴やさんのオリジナルブランド。

この靴を作っているのは「セントラル」という東京の下町のメーカーで、三陽山長を作っているところ。

非常にフィット感のよい秀作。

https://www.tradingpost-online.jp/fs/tradingpost/tradingpost/UTPT1901001_BLACKwww.tradingpost-online.jp

「よし靴を買おう!」 ちょっとまって!その前に・・・!

靴は非常に繊細なものです。

サイズが0.5違うだけで履き心地がかわってきますし、同じメーカーの靴の同じサイズでも、作成時の型によって履き心地が大きく変わります。


気になるブランドの靴をNETでも買うことはできますが、その前に是非一度お店に足を運んでみてください

そして足を通して、お店の人に必ずフィッティングしてもらうことをおすすめします。


おそらく多くの方が、自分の靴のサイズを1インチ~1.5インチほど大きく認識しているはずです。

自分の足にばっちり合った靴であればこそ長く付き合いたいと思うものですし、靴もそんなあなたの思いに応えてくれますよ!

/ねころす