辛いことがあったときに、すぐに立ち直れる人とそうでない人がいます。
その違いを表すことばが「レジリエンス(復元力)」です。
レジリエンスとは、具体的にどのようなことを指す言葉なのでしょうか。
ペンシルベニア大学のカレン・ライビッチ博士は、レジリエンスを「逆境やストレスに適応出来る力とプロセス」と定義しています。
これを身に着けたら心の耐久力が大幅にUPするね!
今日はレジリエンスを高める方法について一緒に考えよう!
- あえて失敗体験を積み重ねる
- 成功者やアスリートはたくさんの失敗を重ねている
- 失敗を「経験」と受け止めることで、すべてが好転し始める!
- 高い視点から「凹むに値するか」を考える
- 「心のゴミ」は紙に書き出して「物理的なゴミ」に変換!
- 失敗体験をどんどん自分で拾いにいこう!
あえて失敗体験を積み重ねる
レジリエンスを考える上での大前提ですが、「成功体験」と「失敗体験」では得られる経験値が異なります。
成功体験で得られるものは、「成果」そのものです。
では、失敗体験で得られるものは一体なんでしょうか?
答えは「逆境耐性を上げる為の経験値」です。
この経験値こそ、レジリエンスを高めるために必要不可欠な要素なんです。
成功者やアスリートはたくさんの失敗を重ねている
世の中で何かを成し遂げた成功者やアスリートは、例外なく、たくさんの失敗を重ねています。
彼らは「逆境耐性を上げる為の経験値」が豊富なため、ハートがものすごく強くなっています。
鍛え上げられたハートをもつ彼らが、並大抵の失敗で動じることはありません。
結果、「成功するまでやる」というシンプルな行動原理によって、現実に成功を手にしているのです。
失敗を「経験」と受け止めることで、すべてが好転し始める!
「成功に至るまでの失敗の数は、できるだけ少なくしたい」と誰もが考えがちです。
しかし、ちょっと考えると安易に成功できるケースのほうが圧倒的に少ないことがわかります。
失敗経験を積むことでしか「心の逆境耐性」は上がりません。
つまり、失敗経験は「価値のある体験」というのが事実なんです。
それを理解し、しっかり受け止めていくことで、あなたの物事に対する姿勢は変化し、生き方も少しずつ変わっていきます。
高い視点から「凹むに値するか」を考える
「失敗で心が強くなるというのは、頭ではわかるんだけど、やっぱり辛いよ・・・」
あなたのそんな気持ちはよくわかります。
ですが、あなたが失敗をするのは「何かに向かって行動をした」からですよね。
つまり目的があったからです。
その目的が一体何だったのかを思い出してみてください。
目的があなたにとって大事なものであり、誰にも譲れないものであれば、どんな失敗も小さなものになります。
常に高く広い視野を意識することが大事ですね。
「心のゴミ」は紙に書き出して「物理的なゴミ」に変換!
辛いことや悲しいことは、心のゴミ箱に一旦蓄積され、時間をかけて消化されていきます。
しかし、大きなゴミがドサッと入ると、心がとても窮屈になってしまいますよね。
いわゆる緊急事態なのですが、そんな時に人は「吐き出して楽になりたい」と思うものです。
誰かに心情を聴いてもらったり共感してもらうことでも対処できますが、それが難しい場合は「紙に書き出す」ようにしてみましょう。
紙に書き出すことは実に有効な手法で、「メンタルライティング」とも呼ばれています。
やり方は簡単で、自分の感情を自分の気持ちが落ち着くまで書くだけ。
時間は数分でも構いません。
心理学者J.W.ペネベイガー博士の実験で、感情を紙に書き出すことにより自分の感情をコントロール出来るようになったというデータもありますし、別の実験では「毎日日記を書くだけでポジティブな気持ちが高まった」というデータもあります。
紙に書き出すことで心の中のゴミを物理的なゴミに変換することは誰でも出来ますので、是非やってみてくださいね。
失敗体験をどんどん自分で拾いにいこう!
「ハートが強い」と言われる人たちがいる一方、自分のことを自虐的に「豆腐メンタル」と呼んでいる人たちも少なくありません。
もしあなたがどうしても果たしたい目的や志があるのであれば、豆腐メンタルでは厳しいでしょう。
失敗体験をどんどん受け入れいれていけば、誰しもハートを鍛えることは可能です。
それこそが「レジリエンスを高める」ということなんです。
キーワードは「自ら進んで失敗体験を拾いにいく姿勢」。
あとは目標に向かって行動するだけです!
あなたがへこたれそうな時、この記事が少しでも役にたてば幸いです。