お子様の勉強中の手遊び、気になりますよね。
「お勉強に集中しなさい!」とついやめさせたくなってしまいます。
ところが最近の研究では、学習中に聴覚や触覚、運動感覚などを取り入れることにより、記憶力や集中力が高まることが判明しています。
これをマルチモーダル学習と言います。
よく「子供の動作に意味がないことはない」とはいいますが、こどもが学習中に手遊びをするのも、ちゃんと意味があったんですね。
もちろんマルチモーダル学習は子供だけでなく大人も有効です。
今回は簡単なマルチモーダル学習の手法と、それを補助するガジェットをご紹介しますので、是非取り入れてみてください!
マルチモーダル学習①聴覚をプラス
今、オーディオブックが非常に流行っています。
「ながら学習ができる」という利点が人気の理由ですが、必ずしも自分の勉強している分野のオーディオブックがあるわけではありません。
「ならば自分で吹き込んで、それを効いて復習しよう!」というわけですね。
録音内容はテキストをそのまま音読しても構いませんし、自分でまとめた概要を吹き込んでも構いません。
簡単だけど効果は絶大。あのDaiGoさんもやっているらしいです!
ただし、録音した内容は学習した直後ではなく、ある程度時間をあけることが大事です。
1日後、1日おき、毎週、2週間後・・・という風に間隔をおいて行うのが記憶の定着にはベストです。
また、音読という行為そのものも非常に有効で、英語学習の分野では「リプロダクション(復元・再現)効果」と言われています。
このダブルの効果を狙うのが「音読→録音・再生」という手法というわけです。
この学習はスマホがあれば出来てしまいますが、学習中にスマホは調べ物に使うことも多いと思いますので、専用のボイレコを使うのがおすすめです。
マルチモーダル学習②触覚をプラス
授業中に手遊びをしていて「お行儀が悪い!」と怒られた経験ありませんか?
実は脳科学的には、手遊びをしながら勉強したほうが集中力は高まるんです。
子供がやることってちゃんと意味があるんだね
とはいえども、大人が貧乏ゆすりや手遊びをしながら学習するわけにはいきません。
簡単に「触覚」を刺激するマルチモーダル学習グッズを紹介します!
ペン回し専用ペン
これも「勉強中やっちゃいけないことの代名詞」みたいな行為ですね。
でも、マルチモーダル的にはとっても有効。
「実は私、ペン回し苦手なんだ・・・」というあなた。
ご安心ください!!
実は「ペン回し専用ペン」なるものがあるんです!
なにこれ・・・しかもめっちゃ評価高い・・・
ペン回しを愛してやまない人は、これでビュンビュン回しながら勉強だ!
「もう普通のペンは回せない!!」などとペン回し愛好家からも絶賛のこの商品。
これをビュンビュン回してたら、周囲の注目度もアップですね!
ハンドエクササイズリング
ペン回しにつづいてオススメなのがストレスボールです。
本来は握力を鍛えたりストレスを解消するためにグッズですが、これを握りながら学習をするのもとっても有効です。
ストレスリリーサーというジャンルでも知られていますね。
私がオススメするのは「ハンドエクササイズリング」呼ばれるもの。
ドーナッツ型なので、握るだけでなくつまんだり引っ張ったりと、様々な動きに対応します。
常に持ち歩いておきたいアイテムだね!
自分のしっくりくるものを握りながら学習すればOKです!
マルチモーダル学習③運動感覚をプラスプラス
以前記事に書いたエアロバイクもマルチモーダル学習のツールとなります。
あまり激しい運動では学習に向きませんが、エアロバイクを漕ぎながらテキストを読むというのは非常に有効です。
むしろマルチモーダル学習の最高峰かもしれません。
逆に本物の自転車だと絶対出来ないテクニックだね
エアロバイクを漕ぎながら学習したグループとそうでないグループでは、学習効果に大きな差があったという研究もあります。
エアロバイクを漕ぎながらテキストの音読など、かなり効果的ではないかと思います!
もちろんダイエット効果も期待出来るね!
マルチモーダル学習まとめ
マルチモーダル学習は、「こうすればいい」という定義はありません。
視覚優位の学習に五感を加えるだけですので、工夫しだいで様々な組み合わせが出来ます。
グッズを買うにしても対してお金がかかりませんので、あなたなりのマルチモーダル学習方法を見つけてくださいね。
また、学習中に貧乏ゆすりをしている子は、集中力をあげるために自然と発動している可能性もあります。
「お行儀悪い!」と頭ごなしに叱るのではなく、ハンドエクササイズリングなどを与えて別の動作に転換させるのも手と思います!