ずっと欲しかったこの本を、とうとう手に入れました。
ビックリマン原画大全ですよ!!!
1977年に発売され、社会現象ともいえる一大ブームを巻き起こしたビックリマン。
その牽引役がキラキラ素材の「ヘッドシール」であったのですが、その封入率に対し公正取引委員会が介入をしたせいでブームは下火に。
ほんと、余計なことしてくれたもんだぜ・・・!
その後も様々な方向転換やコラボ商品等を経つつ、未だにシリーズが店頭に並んでいるのは本当に凄いことです。
そんなビックリマンシールの魅力と歴史が、余すところなく凝縮された「ビックリマン原画大全」を今回ご紹介します!!
- 正統ビックリマンの歴史がこの本に凝縮!
- シール素材の干渉がないから純粋にデザインを楽しめるゾ!
- 拡大印刷だから細かいところまで鑑賞できる!
- ビックリマンのデザイナーの手仕事にため息!
- ビックリマン原画大全の付録は特別描き下ろしシール!
- まとめ 絶版にならないうちに買って家宝にしとけ!
正統ビックリマンの歴史がこの本に凝縮!
ビックリマンに相応しい正方形のこの本、ケースから出すと重厚な作りとなってます。
収録内容は、正統ビックリマンといえる「第31弾」までのキャラクターが500点以上と、圧巻のボリューム!
正直20弾ぐらいまでしか記憶にないけどね・・・(笑)
コレクションブックではなくあくまで原画集ですので、裏面の解説文の掲載は一切ありません。
シール素材の干渉がないから純粋にデザインを楽しめるゾ!
このページをご覧いただいて、何かお気づきになりませんか?
みんな背景が真っ白・・・つまり、シール素材の干渉がないんです!
通常シールが印刷物に掲載される場合、ヘッドの場合はキラキラ、天使の場合は金色など背景が込みです。
しかしビックリマン原画大全はシール素材の干渉が一切ないので、純粋にデザインを楽しむことが出来るんです!
特に魔肖ネロや魔胎伝ノアなどのホロシールはデザインの細部が見えにくいので、ファンにとっても貴重な資料といえましょう。
拡大印刷だから細かいところまで鑑賞できる!
ビックリマンシールは、わずか5cm正方の大きさですが、原画はこのサイズで描かれているわけではありません。
天使や悪魔などはシールの約2倍、ヘッドなら3倍のサイズで描かれているのだそうです。
「ビックリマン原画大全」では、さらに大きく印刷されてますので、細かい意匠まで確認することが出来るんです!
魔スターPで比べてみたよ!約9倍だね!
「ビックリマン風のシールを作りたい!」「イラストが描けるようになりたい!」という人には格好のテキストになると思います。
ビックリマンのデザイナーの手仕事にため息!
ビックリマンは当時から現在まで基本は「手書き」なのだそうですが、その手仕事の跡がこの原画大全でうかがえます。
たとえば聖梵ミロク。
口のあたりの鳥の模様の塗りムラ、おわかりいただけるでしょうか?
また、ビックリマンは、線画をセル画に転写し、裏から色を乗せていくという高度な作業で作られています。
そのための色の指示であったり、メイキングが掲載されているのも本書の見どころの1つです。
ラフスケッチや没イラスト案も掲載されてるゾ!!「あのキャラクターがこのデザインだったら・・・」と思うとワクワクするね
ビックリマン原画大全の付録は特別描き下ろしシール!
さらにビックリマン原画大全には、ファンとってはたまらない付録がついてます。
ビックリマンのストーリーの要といえる、ロココとマリアがペアになって描かれたシールだよ!
かあああっこいいいいぃぃぃ!!!(悶絶)
サイズも通常のシールの4倍なので非常に見応えがあります。
裏面に何か文字が印刷されているようなのですが、完全に台紙から剥がさないと読めなさそうなので非常に悩ましいところです(笑)
まとめ 絶版にならないうちに買って家宝にしとけ!
ビックリマン原画大全のページをめくるたび、少年時代の熱狂が思い起こされて懐かしさがこみ上げてきます。
買ってよかった!!マジで!!
この本はビックリマンファンだけでなく、デザイナーやイラストレーターの方のアイデアブックとしても重宝しそうです。
さて、このビックリマン原画大全。
内容が内容なだけにお値段はちょっと高めです(税込みで約4,000円)。
基本的に画集だし、このクオリティだから妥当な価格とは思うけど、なかなか手が出なかった・・・!
ラッキーなことに、ちょうど値段が下がっていた頃Twitterの方から教えていただき、運良く手に入れることが出来ました!
今でもタイミングによってはAmazonや楽天で1,500円以内で出ていることもあるので、その時は「買い」だと思います!
一家に一冊、「ビックリマン原画大全」!!
また、コレクターズアイテムとして「ビックリマン秘蔵原画集」もオススメですよ!