「なんだかあの人といると辛い」
「すごく自己肯定感をそがれる・・・」
そんな迷惑な人にお悩みではないですか?
もしかすると、その迷惑な人の正体は「サイコパス」と呼ばれる存在かも知れません。
もしサイコパスであるならば、戦ってもまず勝ち目はありません。
戦略として「いかに遠ざけるのか」がポイントになってきます。
今回は職場を例にして、サイコパスの特徴といろいろなサイコパスのタイプをご紹介します。
迷惑な人がサイコパスかどうか、ある程度判別がつくようになりますよ!
迷惑な人の正体はサイコパスかも?
サイコパスとは、心理学的には反社会性パーソナリティ障害と呼ばれる人達です。
彼らは良心を持ち合わせていないのが特徴で、自分の欲求のためなら他人を犠牲にすることもいといません。
経営者などにも多いタイプとして知られていますが 、実は 100人に4人の割合で存在することが明らかになっています。
一般的な会社だと、少ない部署でも20人から30人規模だと思いますので、1人か2人は存在していてもおかしくありません。
サイコパスが思ったよりも身近な存在だということがお分かりいただけると思います。
サイコパスを見抜く7つの特徴
心理学者でもない私たちが、サイコパス気質を見抜くのはそもそも非常に困難なことです。
そこでご紹介したいのが、この7つの特徴です。
② 人をだまし、操作する
③ 衝動的・計画性がない
④ 攻撃的
⑤ 自分や他人の身の安全を全く考えない
⑥ 徹底的に無責任
⑦ 良心の痛みがない
この7つの特徴は、「DSM-5」と呼ばれる診断方法をベースに「反社会性パーソナリティ障害(サイコパスを心理学で指す名称)」を判断する基準です。
この7つの特徴のうち、「最低でも3つを満たすこと」がサイコパスの条件なんです。
つまりこの3つの要素が当てはまる人は・・・
サイコパスの可能性が高いということです・・・!
サイコパスの5つのタイプを知ろう
サイコパスというと「嘘つき」「残忍」「攻撃的」というイメージをお持ちでないでしょうか。
実はサイコパスにも色んなタイプが存在するんです。
一見人当たりが良かったり、弱々しいフリをすることで環境に適合しているようなサイコパスも少なくありません。
じつはさきほどご紹介した「7つの特徴」の組み合わせによって、サイコパスの傾向も変わってくるのです。
これから5つのサイコパスのタイプを例に上げていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【迷惑な人①】マウンティングタイプサイコパス
② 人をだまし、操作する
③ 衝動的・計画性がない
⑦ 良心の痛みがない
高圧的な態度でマウンティングをかけてくる人がいたら、このタイプのサイコパスかもしれません。
正統な理由なく、客観的に見ても理不尽な仕打ちをしてくるのがこのタイプの特徴です。
一方、上司や気を許した人間に対しては別人かというぐらい人当たりがよいです。
そのため、あなたが受けている仕打ちを上司に相談しても「根はいいやつなんだよ」といなされてしまうことも少なくありません。
【迷惑な人②】振り回しタイプサイコパス
② 人をだまし、操作する
③ 衝動的・計画性がない
⑥ 徹底的に無責任
⑦ 良心の痛みがない
一見仕事ができる風を装っていながら、実は支離滅裂。
雰囲気で推し進めるのは得意だけれども、肝心の仕事の部分は周囲に放り投げるのがこのタイプ。
手柄は独り占めするくせに、責任は周囲におしつけるという非常にタチの悪いタイプです。
自己演出が巧みなので、誰しもが「あの人はできる」という風に騙されてしまうのです。
【迷惑な人③】環境支配タイプサイコパス
② 人をだまし、操作する
③ 衝動的・計画性がない
⑦ 良心の痛みがない
職場にてカリスマ性を誇示し、自分の王国を築きたがるのがこのサイコパスの特徴です。
自分の王国の法にしたがうものは守りますが、法に背く異分子は絶対に許すことができません。
露骨な手をつかって潰しにかかってきます。
サイコパスと言うと「自分勝手」というイメージがありますが、環境支配型のサイコパスは「共同体」であることを重んじるのが特徴。
そのため一見サイコパスとは見えづらいのですが、異分子を排除する姿勢が尋常でないところで判断は容易です。
【迷惑な人④】寄生タイプサイコパス
② 人をだまし、操作する
③ 衝動的・計画性がない
⑤ 自分や他人の身の安全を全く考えない
⑥ 徹底的に無責任
⑦ 良心の痛みがない
弱者を装い、同情心や人の善意を敏感に嗅ぎ取り、ガンガン利用するのがこのタイプです。
ときには涙ながらの演技にも及ぶため、「それなら私が手助けを」という姿勢を見せたら最後。
「こいつはいける!」と味をしめ、ガンガンと依存してきます。
このタイプのサイコパスは「他人は自分に尽くすのが当たり前」と考えているため、手助けをしてもなんらメリットはありません。
【迷惑な人⑤】愉快犯タイプサイコパス
② 人をだまし、操作する
③ 衝動的・計画性がない
⑥ 徹底的に無責任
⑦ 良心の痛みがない
このタイプのサイコパスは、色んな異性にちょっかいをだし、自分を中心とした「人間関係の修羅場」を生み出すことを至上の喜びとします。
容姿が淡麗なことも多く、ころっと騙されてしまいますが、一度自分の手に入ったあとは大した興味などありません。
そんな兵隊をどんどん作りだして争う姿をみてほくそ笑むのです。
「サークルクラッシャー」とよばれる存在でもあり、今まで築き上げてきた人間関係をズタズタにするのです。
まだまだいるぞ!サイコパス
今回ご紹介させていただいた5つのパターン以外にも、7つの要素の組み合わせで様々なタイプのサイコパスが存在します。
全て押さえておくのは困難ですが、今回ご紹介した7つの特徴を知っておくと、サイコパス傾向というのが予測がつきやすくなります 。
さらに詳しいことを知りたい方は、専門書籍も沢山出ていますので、手にとってみるとよいでしょう。
今回の5つのタイプは「まんがでわかる 隣のサイコパス」を参考に書いておりますので、興味があったらKindleUnlimitedの無料体験などで読んでみてくださいね。
「遠ざける」のが迷惑な人への対応スタンス
迷惑な人達がサイコパスであった場合、どのような対策を取れば良いのでしょうか。
まず大前提として知っておきたいのが、「サイコパスとまともに戦っても勝ち目はない」ということです。
彼らは人心掌握に長けている上、良心のブレーキがないため、敵対すると消耗戦を強いられることになります。
なので、基本的な対応としては「遠ざける」というのが基本スタンスになります 。
もし同じ職場で被害を受けていて、距離を取るというのが難しい場合は部署異動や転職などを視野に入れるのも一つの方法です。
くれぐれも、追い出そうとして策を講じるなどはしないようにしましょう。
まとめ 無駄な争いや消耗戦を避けることが重要です
あなたにとって迷惑な人がサイコパス出会った場合、対応方法が「遠ざけるしかない」と聞いてがっかりされたかもしれません。
しかし、迷惑な相手が「サイコパス」というを可能性を知ることにより、無駄な消耗戦を避けることができるのは大きなメリットと言えます。
またサイコパスにかなり近い存在としてあなたの両親に付け入るカバートアグレッションという存在もいます。
こちらも詳しい記事にしておりますのでよかったらご参照ください。
サイコパスにせよカバートアグレッションにせよ、「関わらない・遠ざける」というのが基本スタンスになります。
相手に悟られないよう、うまく距離を取ることを意識してみてくださいね。
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