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【ネタバレ注意】王様ランキング1巻の見どころについて語る!マンガ史上最弱の主人公?!

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NET上で人気に火がつき、アニメ化も決定したマンガ、『王様ランキング』。

マンガハックで今も連載中ですー!

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この王様ランキングでもっとも特徴的なのは、ほんわかとした絵柄と裏腹に、入り組んだ人間模様です。

悪役キャラもいるのはいるのですが、そこに至る背景なども描かれており、「善か悪か」の二元論で語ることができません。
最初は嫌いだったキャラが、読み進めていくと大好きになることもしばしば、実に「読ませる」ストーリーとなっています。


そんな王様ランキングの主人公であるボッジもまた、実に特徴的です。

ボッジは、とある小さな国の第一王子。ここまではよくある話です。

ここからがちょっとすごいのですが、ボッジ王子は剣すら握れない非力さであるばかりか、なんとしゃべることも出来ないという設定なのです。

これはマンガ史上、おそらく最弱の主人公と思う…!


しかし、常に明るく、優しさを忘れないボッジ王子には、相棒の「カゲ」をはじめ、様々な人が力を貸してくれます。そうして、すこしずつ成長していく姿が描かれる壮大なストーリーでもあるのです。


今回の記事は、そんな王様ランキング1巻の見どころについて語りたいと思います。
ネタバレ含みますので、未読の方はご注意くださいませ。



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王様ランキング1巻について

王様ランキング1巻 収録話

・第1話~第13話
・描き下ろし漫画「彼がうまれた日」
・あとがき

王様ランキング1巻 主要登場キャラクター

ボッジ:この物語の主人公でボッス王の嫡男。非力な上にしゃべることができないが、心優しい
カゲ:影のような容姿の盗賊。ボッジの無二の親友となる
ダイダ:ボッス王の次男にしてボッジの弟。剣術や名声においてボッジを上回る。
ヒリング:ボッス王の王妃にしてダイダの実母。ボッジにとっては継母。
ボッス王:ボッス王国の国王で巨人族。現在病床に伏している。王様ランキング7位。
ドーマス:ボッス王国四天王の一人。ボッジの剣術の指南役。
ベビン:ボッス王国四天王の一人。ダイダの剣術の指南役。ヘビが好き。
アピス:ボッス王国四天王の一人。「王の槍」と呼ばれる。
ドルーシ:ボッス王国四天王の一人。ヒリングの護衛。ハゲに傷。

王様ランキング1巻はこんな内容

王様ランキング1巻は「王様ランキング」の成り立ちから、主人公であるボッジ王子近辺の人間関係が描かれています。

非力なボッジとは裏腹に、才気走る第二王子のダイダ

ボッス王の後継にどちらが相応しいのか…という点で臣下の間でも意見が割れているのですが、ダイダ王子派のほうが優勢。なぜなら、ダイダは王妃ヒリングの実施であり、ボッジにとっては継母にあたるからです。

1巻ではボッス王の死とともに、王位がダイダ王子に継承されるところまでが描かれています。

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第1話

 
王様ランキングとは 高名な騎士を数多く従え

国民が多く 町が発展している

なにより王様自身が勇者のごとく強いこと!

それらを条件に各国の王様をランキングしたものである
(引用:王様ランキング1巻より)

王様ランキングの冒頭には、まさに王様ランキングがどんなものかの説明が入ります。

要は王様の格付け!

舞台であるボッス王国のボッス王はすでに病床にあり、国内の話題はもっか「非力なボッジ王子と、大人顔負けの武力をもつダイダ王子の2人のうち、どちらが王位を継ぐのか」でした。


そんな重たい未来に片足をつっこんでいるにも関わらず、のんきに城下町に繰り出すボッジが出会ったのは、異形のおいはぎ「カゲ」です。

見たとおり、カゲに目玉がついているようなビジュアル!

いわれるがままに身ぐるみを剥がされても嫌な顔1つしないボッジに、カゲは不思議と好奇心を覚えるのでした。

第2話

裸で城下町をあるくボッジ。それを見た子供たちがボッジに絡んできます。

「バカ」「アホ」と罵られますが、ボッジは嫌な顔1つしません。
それもそのはず、なんとボッジは「耳が聞こえない」からです。


また、城に変えると、王妃ヒリングに「王子にあるまじきこと」と叱責されます。

ダイダ王子の実母であるからこそ、ボッジのあまりにも不甲斐ない姿に「王位継承の資格なし」と映るのでしょう。


一人で部屋に戻ったボッジは、いままでこらえていた悲しみが湧き出し、泣き出してしまいます。

その姿を見たカゲ(実はこっそりボッジの後をつけていた)は、ボッジの本心に触れ、心を打たれます。そして、「ボッジの味方になろう」と固く誓うのでした。

第3話

かつて魔物に襲撃された町に突如現れた、一人の巨大な男。

彼は鬼神の如き強さで魔物を撃退し、そこに王国を築きあげました。

その男こそほかならぬボッス王国の王であり、ボッジの父親であるボッス王なのでした。

強いだけではなく、人を惹き付ける魅力もあったからこそ王になれたみたいだね


そんなボッス王からすると、ボッジ王子は後継としてあまりにも頼りなく見えて仕方ありません。

王に相応しい剣術を身に着けさせるべき、国一番の剣士であるドーマスに、ボッジの師範となるよう命じたのですが…

第4話

ドーマスの指導に対し、ボッジも懸命に努力することで応えようとしました。

しかし、まったく芽が出る気配もなく、ダイダとの剣術の開きはどんどん大きくなっていくばかりです。


ある日、ダイダがボッジに「手合わせしよう」と挑発しますが、師範であるドーマスが代わりに手合わせをすることになります。

結果的にドーマスが勝利するのですが、父親であるボッス王を彷彿させるダイダの太刀筋に、ドーマスは我を忘れて興奮してしまいます。

これがドーマスの心の弱さな気がするなぁ…

自分の師範であるドーマスがダイダに心奪われる様を見てショックをうけたボッジは、しずかにダイダに向けて剣を構えるのでした。

第5話

誰もがダイダの圧勝を疑わない練習試合。しかし、驚くべきことにダイダの剣はボッジにかすりもしません。
あらゆるダイダの攻撃を、ボッジが避けてしまうのです。


あまりにも意表をつく試合の流れに、家臣達はあっけにとられてしまいます。
ボッジは、天賦の才ともいうべき、脅威の動体視力をもっていたのです。

しかし、ボッジの非力な攻撃だけがダイダにあたる様を見て、家臣たちは「なんと陰湿な戦い方だ」とざわめき始めます。

ダイダ王子をバカにしているように見えたんだね・・・

第6話

(この戦いかたはマズイ・・・)そんな周囲の空気を感じたドーマスは、試合を一時中断し、手話でボッジに何かを伝えます。

その直後から、ダイダ王子のめった打ちが始まるのでした。

手足はまがり、よろめくボッジ。それでも手を緩めないダイダの猛攻をやっと制止したのは、アピスが見かねて投げた槍でした。


ドーマスがボッジに伝えた内容はいったんなんだったのでしょうか。

それは

<しっかり打ち合いなさい>

ということ。

それは腕力が明らかに劣るボッジにとって、「ダイダに打たれるままになれ」と同じ意味をもつ、残酷な指示だったのです。

第7話

息も絶え絶えで休むボッジの寝室に入ってきたのは、なんと王妃ヒリングでした。

ヒリングはダイダの実母であり、ボッジの王位継承反対派の筆頭です。

トドメを刺しに来たのかと思いきや・・・
なんとヒリングはマジックポーションを飲みながら、ボッジの体を癒やし始めます

そこには、利害関係を超えた「母」の姿がありました。

「オレの経験上、めちゃくちゃいいヤツだ」
ヒリングをだまって見ていたカゲは、思わずそうつぶやくのでした。

この回は、マジで泣けます…!

第8話

ヒリングの治癒で回復したボッジでしたが、やはり剣をもつことすらままなりません。

不甲斐なさに涙するボッジに、カゲが姿を表します。


「試合見てたけどかっこよかったぜあれはお前の勝ちだ!」
「オレはこれからどんなことがあってもお前の味方になりたいんだ」


そんな激励の言葉を後にし、ボッジの元を去るカゲの眼の前に現れたのは、ヘビ使いであり、ダイダの師範でもあるべビンでした。

いつもニヤニヤして、いけすかない野郎だぜ

それから数日後。ついにボッス王がこの世を去ることになります。

「王の跡継ぎはボッジ王子とする」という遺言を残して。

第9話

ボッスが死んだときに現れた魔神は、ボッジを指差し、不気味な笑い声を残して消えます。

実は生前ボッス王は、「自分の寿命と引き換えに、子供(つまりボッジ)の力を受け取る」という契約を魔神としていたのでした。

ひっでえ親父・・・!

そんなことを露ともしらないボッジは、自分が王になることをカゲに伝えたくて何度もカゲを呼ぶものの、一向に姿をあらわしません。それもそのはず、カゲはべビンによって牢に閉じ込められていたからです。

そして王位継承の日。

宰相サリーによって、王の遺言とともに新国王の名が伝えられます。

「新国王は」

「ダイダ様」

ええーーーっ

第10話

新国王発表の2日前、王妃ヒリングによって重臣達が呼び集められます。

遺言書を破り捨て、「魔神に取り憑かれていたボッス王の遺言には従えない」と叫ぶヒリング。

ヒリングを含めた7人により、新国王選抜の多数決が執り行われます。


ボッジに票をいれたのはアピスと法相のサンデオの2人のみ。

残りの5人はダイダに票を入れたことで、王の遺言の改ざんが行われるのでした。

ボッジの剣の師範のドーマスはダイダに入れてました・・・

第11話

べビンに囚われていたカゲは、自分の身を切ることで脱出します。

しかし牢を出て安堵するもつかの間。待ち伏せていたのは他ならぬべビンでした。

そこでべビンからカゲの意外な生い立ちが語られます。

そう、カゲはボー王国のお抱えの暗殺団、影の一族の生き残りだったのです。

影の一族はボー王国のゲスランという男に、「王暗殺」の嫌疑をかけられ、母とともに追われていたのでした。

カゲをなんとか逃したカゲの母は、ゲスラン一味の凶刃に倒れることになります。

第12話

一方、カゲに迫るゲスランの追っ手。

機転を効かせてカゲの命を救ってくれたのは、ボー王国の伯爵令嬢ポイーズでした。

この子、いつかまた出てきそうだな…

おかげでカゲはうまく逃げおおせたものの、あてもなく、とあるならず者の元に身を寄せることになります。

しかし、カゲが懸賞金をかけられていることを知り、ならずものはあっさりカゲを売り、また再びカゲは追われる身となったのです。

第13話

べビンはカゲとの対話で、カゲが純粋にボッジのことを考え、行動していることを察します。

カゲを軟禁したべビンはボッジの元に向かい「カゲは旅に出るのでもう二度と会えない」と告げます。

そのことを聞き悲しみにくれるボッジでしたが、カゲとべビンの不自然な関係性に気づき、囚われているカゲのもとに向かうのでした。

1巻はここまで!

王様ランキング1巻まとめ

王様ランキング1巻のハイライトは、なんといっても第7話のヒリング王妃ではないでしょうか。

虫の息のボッジにトドメを刺しに来たのだろうと思っていたら、まさかの治療とは。

そのあと、継母になりたてでボッジとうまくコミュニケーションがとれずに悩んでいた過去のヒリングの葛藤が描かれており、なんだかとてもグッと来ました。


また、異常に弱いボッジ(※後に腕力がゼロであることが判明)は、親父であるボッス王の身勝手な魔神との取引の結果であることを知ると、なんともいたたまれない気持ちになります。

ボッス王の葛藤は、描き下ろし漫画「彼がうまれた日」に描かれてます。必見!

なかなか波乱の幕開けですが、ボッジはこれから外の世界で色んな人と出会い、大きく成長していくことになります。

王様ランキングをまだ読んでいないあなたも、ぜひ読んでみてくださいね!

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>>王様ランキング2巻の記事はこちら

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