モエルライフ。

タフに時代を生き抜く為の「自分Hack」blog

消えたゲーム屋の店長

スポンサーリンク

うちの息子がポケモンのアーケードゲームにハマってまして。

ゲーム中にポケモンを捕まえると、実際にカード(ディスク?)が出てくるハイテクなやつです。


でもしょせんは小学1年生、捕まえるポケモンもあまり強くないものばかり…。

それを不憫に思った父ちゃんは、最近メルカリなどで強そうなポケモンをチェックしてたりします。


そんな経緯もあって、家の近くの「カード&ゲーム屋」に足を運んだお話です。

4061385240


尋常ならざるアウェイ感の店内

今の住所に引っ越してきて約8年。

以前から近所に「カード&ゲーム屋」があるのは知っていました。

「ふーん、今どきのゲーム屋は、カードも取扱ってるのかー」ぐらいの認知度でしたが・・・


たまたま息子がカードゲームにハマっていることもあり、「ちょっと覗いてみるか」と思い立ったわけですが、ゲーム専門店に入るのはかれこれ二十年ぶりぐらいではないでしょうか。


少し緊張しながら店内に入ると、客は私だけのようです。

(あれ……確か外にチャリが3台止まってたのに……?)


そんな戸惑う私を、1人で店を切り盛りしてるであろう「店長」と思しき人間は、カウンターから一瞥をくれるだけ。


f:id:lambdaty:20190719023951j:plain

ここは、あんたの来るところじゃないぜ・・・

おそらく私の身なりとオーラから、素人であることを看破されたのでしょう。

まるで西部劇のならず者が集う酒場のマスターのように、アウェイ感を醸しやがってます。


(「いらっしゃいませ」ぐらい言えよぉーーー!!
ワレ客やぞ!!!)


「狭く深い」が故のジャンル違い!

まぁ、この手のお店の店員に無愛想な人が多いのは想定内です。

私は目当てのカードさえ見られたら、それでミッションコンプリート。


(愛しい息子のために、パパは命がけでポケモンのカードを探しに来たのだ・・・)

そう思い足早に向かったカードゲームコ-ナーでしたが・・・


(あ、あれ?たったこれだけ・・・?)


そう、私の目当てのポケモンのカードはまったく取り扱いがなかったのです。

あるのは遊戯王とドラゴンボール系のカードばかり・・・。


(しまった、ジャンル違いだったかぁ・・・)と店内に入ったのを少し後悔し始めた刹那、また感じる”マスター”の視線。

f:id:lambdaty:20190719023951j:plain

用は済んだろ?さっさと帰りな・・・

・・・別に何か言われたわけでもないのですが、そのような空気感をひしと感じるのでした。


謎にディスプレイされていたじゃじゃ丸くん

そんなわけで、カードはささっとあきらめることにしましたが、このまま帰るのもなんなので、ゲームコーナーにも足を運んでみることに。


さすが専門店だけあって、新しいゲームからレトロなゲームまで、幅広く取り扱っているようでした。


特に印象的だったのは、なぜかガラスケースにディスプレイされているファミコンカセットのじゃじゃ丸くん

B00OT5R5JQ

わー!懐かしい!
でも、なんだろうこのセンス・・・


そう思ってじろじろと見ていると、またもやマスターの視線が。

f:id:lambdaty:20190719023951j:plain

あんたもガマパックンされたいのか・・・?

(※ガマパックン=じゃじゃ丸くんの無敵状態。巨大なカエルで敵を平らげることが出来るのだ)


これ以上ここにとどまると命の保証はないと判断。

すみやかに退散することにしました。


もちろん、私の背中から「ありがとうございました」なぞ一切聞こえなかったのは言うまでもありません。


f:id:lambdaty:20190719023951j:plain

ザマァないな、チキン野郎・・・


B01M1VMFUA

昔、ゲーム専門店は学生のオアシスだった

まぁ、なんだかんだいって楽しんできたわけですが(笑)、ゲーム専門店に足を運んだのは、実に学生時代ぶりでした。


こういうお店にはたいていゲーム筐体がいくつか(※多くはない)あって、放課後の子どもたちのたまり場になっていたりしたもんです。

B07K3M18L8

また、ホントはだめなんでしょうけど、未成年相手にゲームの買い取りなんかもしてくれたりしました。

当時はいろいろと緩かったんだね・・・


当時の大人たちにとって、ゲーム屋の店長は子供をあまり近づけたくない人種だったと思います。

しかし、子供にとってゲーム屋の店長は「話のわかる、ちょっと悪いにーちゃん」。

なんだかんだいって愛されていました。

しばらく見ないと「逮捕されたらしい」という噂が流れたりしたけどね・・・


ゲーム屋の店長よ、永遠なれ

以上が昔話なのですが、当時の子供たちはやがて大人になり、ゲームもオンラインゲームに移行していきます。

ビッグタイトルや新作ハードなども、ゲーム専門店ではなくAmazonで買うようになりました。


その結果、街から、ひとつ、またひとつとゲーム専門店と店長は姿を消していくことになります。



インターネットで常に価格を比べ、安いほうで物を買う大人達はまさに店長の敵

・・・とまではいいませんが、やはりゲーム専門店のマーケットは地元の子供中心であり、子供相手だと自然にガードも緩くなるのではないかなと思います。


ゲーム屋の店長は、今日もどこかで子供たちと等身大で向き合っているのでしょう。


f:id:lambdaty:20190719023951j:plain

おー、今日は休みかい。
えぇ? サボり?!
仕方ないなぁ……。

そうだ、こないだ言ってたソフト、中古で入ってるよ……


ゲーム屋の店長よ、永遠なれ。



www.azanael.net