25人に1人は存在すると言われているサイコパス。
破滅的な行動も辞さない彼らに深く関わると、際限なく振り回されること必至です。
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そんな「サイコパス」についてたまたま知人と話をしたところ、
サイコパスはIQが高い
サイコパスは感情が理解できない
という印象をもっていることがわかりました。
しかし、どちらも実際のサイコパスには当てはまらない「誤解」です。
おそらく「羊たちの沈黙」のレクター博士など、ドラマや漫画に出てくるサイコパシーな人達がこういった印象を与えているのでしょう。
そんなサイコパスに関する代表的な誤解を5つ、ご紹介します!
誤解①サイコパスはIQが高い?
サイコパスというと「IQが高い」「知能犯」といったイメージを持っている人が多いと思います。
ですが、実はサイコパスのIQは、一般人のそれとあまり変わりがありません。
即断即決が得意な彼らは「知的」に見えてしまう
なぜ彼らは頭が良いという印象を持たれやすいのでしょうか。
その秘密は、彼らの行動力にあります。
普通の人が判断に迷う局面でも、彼らは「合理的な判断」のもと、即断即決することが得意なんです。
道徳的ブレーキがないサイコパス
彼らの合理的な判断力を示すもので「道徳的ジレンマ」という設問があります。あなたは今、住んでいる村が敵兵に襲われ、集団で身を隠しています。
皆が息を潜めて敵兵が去るのを見守る中、なんと赤ん坊がグズりはじめました。
このままでは敵兵に見つかり、皆殺しの目にあってしまう…そんな局面であなたならどうしますか?
非常に悩ましい状況ですが、サイコパスなら躊躇なく赤ん坊を始末できるのです。
理由は1つ。「赤ん坊の命と引き換えに、全員の命を救えるから」。
このように、「道徳的ブレーキ」がないサイコパスは、結論を導き行動するまでの時間が短いのです。
実際のところあまり考えていないことも多いのですが、とにもかくにも「頭の回転が早い」印象につながっているのです。
誤解②サイコパスは人の気持ちが理解できない?
サイコパスは共感性が乏しいことで知られており、特に「悲しみ」について共感することが大の苦手です。
しかし、彼らは「共感」は出来なくても「察知」することは得意なんです!
目だけで表情を読み取る、サイコパスの驚異の察知力
彼らの「感情を察知する力」を示す上で、驚くべき研究結果があります。
「目だけしか写っていない写真」を見て「これはどういう感情か」とテストすると、一般人の正答率が30%に対し、サイコパスの正答率はなんと70%!
サイコパスは、共感力はないけれども感情を読み取る力がズバ抜けていることが、科学的に証明されているんです。
共感しているのか察知しているのかは大きな違い
「あの人は自分を誰よりも理解してくれる」
このような言葉をときおり耳にしますが、相手が「共感しているのか察知しているのか」は重要なポイントだと言えます。
「目は口ほどに物を言う」ということわざがありますが、これを考えた人はもしかするとサイコパスだったのかもしれませんね。
逆に、私達がサイコパスの感情を表情や、彼らの目から読み取ろうとするのは困難なようです。
誤解③サイコパスは嫉妬深い?
サイコパスは「嫉妬深い」というイメージを持たれることがあるようです。
サイコパスの行動基準は「他者に勝つ」ことなので、たしかに勝ち負けに関する執着は強いです。
しかしそれはあくまで自分の土俵の上だけでの話。
自分が直接利害関係にない人間に対しては、意外なほどアッサリしていたりします。
直接関係ない人に素敵な恋人ができようが、莫大な遺産が手に入っただろうが彼らの知ったことではないのです。
むしろ一般人のほうがシャーデンフロイデ、つまりメシウマ感情が強いので厄介かもしれませんね。
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誤解④サイコパスには悩みがない?
社会性に乏しく、他者を欺きやりたい放題に見えるサイコパス。
そんな彼らにも悩みはあるようです。
そのひとつは「成功への渇望」。
サイコパスの行動原理は、他人に勝つことです。しかし、世の中上を見ると限りがないように、どんな分野といえども頂点にたつことは生半ではありません。
世界の側面は競争ではなく「協調」でもあるのですが、あくまで「競争」に生きる彼らは、常に絶対的な成功感にい満たされることなく「飢えた状態」にあります。
これはちょっと想像してみると、あまりにも孤独で苦しい感情といえるでしょう。
この「成功への渇望」が、行動や戦略をコロコロ変え続けるというサイコパスな行動にも繋がってくるのです。
誤解⑤サイコパスは他者の哀れみを嫌がる?
マーサ・スタウト博士によれば「サイコパスは同情を買うのが大好き」とのことです。
なぜなら、同情心に駆られた人間は、あらゆる分野においてガードを緩めてくれるからです。
「い・・・命だけは助けてくれえっ!!俺には故郷に小さな子供がいるんだ・・・」
「いけ、今回だけは見逃してやる(と背を向ける)」
グサッ
「ひゃ~ははははは~!!!!」
漫画や映画で、必至の命乞いに成功した悪党が、速攻で裏切るシーンなんてよくありますが、これはサイコパスの典型でしょう。
サイコパスは他人を操作するのに「脅し」はあまり使いません。
それは相手の反発を買う、極めてリスクの高い行為と知っているからです。
彼らの一番の武器は「同情心」と泣き落しです。
あまりにも同情心を煽る言動ばかりする人間には要注意です。
まとめ
サイコパス対策は、相手がサイコパスと気づくまでが半分、気づいてからが半分です。
行動力があっても案外頭はよろしくないサイコパスも多いので、うまく距離をとっていけばフォードアウトすることは可能。
しかし、それなりに関係が出来上がっているサイコパス(あるいは被疑者)と距離をおくのはとても勇気がいることです。
そんな時にひと押しをしてくれるのが、第三者の意見です。
カウンセリングに力をいれている診療内科などもありますので、そこに足を運んでみることも有効です。
また、あなた自身が消耗仕切っていると、リカバリーするための行動を起こすことができません。
しっかり運動をし、睡眠をとり、あなた自身のコンディションを整えましょう!
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以上ですたい!