小さなころに読んだいろんな童話。
話として面白いだけではなく、「いましめ」みたいなものが込められていることを子供ながらに感じていました。
大人になった今でも覚えている話も少なくありません。童話は単純であるがゆえに、しっかり心にインストールされるものなんですよね。
今回ご紹介するのは、「疲れた大人」「悩める大人」にこそ読んで欲しい童話や寓話を集めた本です。
「読めば読むほど知恵が身につく まほうの寓話」です!
まほうの寓話はサクサクよめる珍しい寓話が30本収録!
まほうの寓話は、2分ぐらいで読める寓話が30本収録されています。
どれもよりすぐりの珍しい寓話ばかりなので、大人でも新鮮な気持ちで楽しめる本ですよ!
6つのカテゴリに分けられているので意図がわかりやすい
「まほうの寓話」は6章構成となっており、それぞれ生きていく上で大切な知恵となっています。
第1章 たくさんの視点を持つ
第2章 論理的・合理的に考える
第3章 学びの心得を知る
第4章 気持ちをコントロールする
第5章 自分自身を見つめ直す
第6章 他の人を思いやる
1つの章に5つずつ寓話がセレクト。さらに解説もしっかり入っているので、ポイントを読みそこねることがありません。
ここではそれぞれの章について簡単に紹介します。
第1章 たくさんの視点を持つ
ものごとは、小さい視点から大きい視点、「過去・現在・未来」などさまざまな視点からものを見ないと、大事なことを見過ごしてしまいます。
この章では、自分の見たものが全てではないことを教えてくれる「暗やみのゾウ」や、言葉の表と裏の読み方の違いを教えてくれる「ニズウォッティのモイシュ」など、多用な視点の大切を教えてくれる5つの話が収録されています。
今、あなたがあることで悩んでいるなら、この章がヒントになるかもしれません。
第2章 論理的・合理的に考える
浅はかな損得勘定で動くと、一見「得」だと思って選んだ選択肢が実は「損」だったりします。
また、個人の経験則や占いのように根拠が乏しいものを動機にすることは大変なリスクを生みます。
この章に収録されている「墨子と占い師」の墨子のように、「根拠の乏しい意見」にたやすく惑わされないような意志を持ちたいものです。
論理的合理的に考える大切さを教えてくれる寓話が5話収録。
第3章 学びの心得を知る
学びが得られるのは学校だけではありません。好奇心さえあれば、ありとあらゆるものが「学び」の場となります。
そのために必要な姿勢を「空の茶わん」で教えてくれますよ。
また、「どろぼうから何を学べるか?」「馬とアリの知恵」では、どんなものからでも学ぶ事ができることを教えてくれます。
学ぶための心得に関する寓話が5話収録。
第4章 気持ちをコントロールする
気持ちをコントロールするとはどういうことでしょう。
それは自分の気持ちの手綱をしっかり握ることであり、常に「冷静である」ということです。
「オアシスの老人」「坊さんと盗人」の話では、あなたしかあなたを変えることが出来ないことを教えてくれます。
気持ちをコントロールする大切さを教えてくれる寓話が5話収録。
第5章 自分自身を見つめ直す
自分というものを把握することは難しいですよね。時に理想と現実のギャップに苦しむこともあります。
自分の悪いところにだけフォーカスするのではなく、良いところに目を向けることはとても大事です。
「ジュノンに不平を言うクジャク」のようになったダメですよ。
自分自身を見つめ直すことの大切さを教えてくれる寓話が5話収録。
第6章 他の人を思いやる
この章では「北風と太陽」のように、「他人を思いやる大切さ」を学ぶことのできる寓話が5つ収録されています。
また、「極楽と地獄の長いはし」や「ただ1人の人間」はとても深い話ですので、是非お子様と一緒に読んでみてくださいね。
他の人を思いやることの大切さを教えてくれる寓話が5話収録されています。
▼やさしさについて深く考えたい方にオススメです
(収録寓話:「北風と太陽」他4本)
まとめ:「疲れた大人」「悩める大人」こそ読んで欲しい寓話集です
この本は子供でも読めますが、「疲れた大人」「悩める大人」こそ読んで欲しいです。
本から学ぶことってものすごく大きいと思っているのですが、「疲れた大人」「悩める大人」には、本を読む時間も気力もありません。
でもこの本の寓話なら、ひとつの話を2,3分で読むことが出来ます。
消化率がよいので、疲れたあなたの心と頭にすばやく効くこと請け合いです。
頭から通しで読んでもいいですし、目次を見て「今の自分が読みたい」ところから読むのもオススメですよ!
この寓話を覚えて、いつか悩める若者にドヤ顔で語りたい!!
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