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イームズのシェルチェアの本家メーカーはどこ?リプロダクトとどちらを選ぶべきか

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オシャレなインテリアショップにいけば必ず見かけるこの椅子。

「イームズ」というメーカーのシェルチェアといいます。

ミッドセンチュリーといわれる1950~1960年代のアメリカデザインの代表デザイナー、イームズ。

そのイームズの代表的なプロダクトの一つがこの「シェルチェア」なんです。


ネットで検索すると随分安いね

それはリプロダクト品と呼ばれるものなんだよ・・・!


今回の記事は「本家」と「リプロダクト品」の違いについて解説していきます!


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本物のシェルチェアはハーマンミラー製

インターネットで「シェルチェア」と検索すると、5,000円ぐらいでたくさん出てきますね。

とても安いのですが、本家のシェルチェアはこんなお値段では買えません。


コピー品?


いえ、これらはコピーではなく「リプロダクト」と呼ばれる製品です。

リプロダクト製品とは

リプロダクトとは「意匠権いしょうけん」が切れたことにより、各メーカーが「複刻」という名のもとの同じデザインで生産された製品で、安価なのが特徴です。

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意匠権(いしょうけん)とは、新規性と創作性があり、美感を起こさせる外観を有する物品の形状・模様・色彩のデザインの創作についての権利をいう。 意匠法で規定された産業財産権の一種。 日本国内の場合、権利期間は従来は登録設定から20年であった(wikipedeia)

ただし「あくまで形状を似せただけ」のものであるため、メーカーによって個体差があったり、本家とは材質が異なるなどの問題があります。


とはいえ、普通に「椅子」としての機能は十分に果たすため、「名作家具の雰囲気を手軽に味わえる」というのが一番のメリットかもしれません。


イームズのシェルチェアの本家はハーマンミラー

で、本家のイームズチェアはどこが出してるの?

それは「ハーマンミラー」というメーカーなんだよ


イームズのプロダクトは、創業から100年以上つづいている「ハーマンミラー」というアメリカのメーカーから出ています。


ハーマンミラーの製品は高価なため、一流の家具を扱っている店舗やセレクトショップでしかおいていません。


ホームセンターなどで見かけるものは全部「リプロダクト品」です。

また、「ハーマンミラー」を明記していないものや、極端に安い(1万円以内など)はすべてリプロダクト品と判断して差し支えありません。

リプロダクト品と本家ハーマンミラーの価格差は10倍?!

リプロダクト品の魅力はなんといっても安価さです。

どれぐらい値段が違うもんなの?

ざっと10倍ぐらいかな・・・


シェルチェアにおいて、リプロダクト品と本家ハーマンミラーとの価格差は10倍ほどあります。


その理由として第一が「海外からの輸入品」であること。

さらにハーマンミラー自体がブランド価値を保つため、高めに価格調整をしていることが考えられます。


イームズのシェルチェアは見た目が美しいので、何も気にせずリプロダクト品を買う人も多いと思います。

また、イームズというブランドに憧れつつ、予算の問題からあえてリプロダクト品を選ぶ方も少なくありません。


本家シェルチェア所有者から見たリプロダクト品

何を隠そう、私はハーマンミラーのシェルチェアを所有しています。

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なんか写真が不自然な・・・

ごめん、ちょっと部屋が散らかっててね・・・


台座はウッドなどいくつかタイプがあるのですが、エッフェル塔のようなデザイン「エッフェルベース」と呼ばれるものです。

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足の先の黒いキャップがそれぞれ動くので、多少の床のデコボコでもへっちゃらな仕様です。


本家ハーマンミラーの椅子は座り心地が違う?

リプロダクト品はデザインを模倣はしていますが、素材や成形、微妙なサイズ感についてはメーカーそれぞれです。


なので、当然座り心地も変わってきます。


シェルチェアの座面はプラスチックで成形されていますが、ハーマンミラーのシェルチェアはほどよくしなります

しかし、私が過去に座ったリプロダクトのシェルチェアは座面が固いものもあり、座り心地はわりと違うように思いました。


ただし、シェルチェア自体が特別に座り心地がいい椅子ではありませんので、そこまで気にしなくてもいいかもしれません。

また、同じイームズでも、ガラス繊維を混ぜ込んだビンテージものとはやはり座り心地が異なってきます。


ハーマンミラー製とリプロダクト品との決定的な違い

「座り心地程度の違いなら、値段差を考えるとリプロダクト品のほうがいい」

とあなたは思ったかも知れません。


そう問われると、回答は「YES」です。


では、本家ハーマンミラーのメリットはないのでしょうか。

いえ、メリットはあります。 


それは「イームズの正統な血脈」というオーラです

・・・もっと平たく言うと「所有欲が満たされる」ということですね(笑)


実は、本物のシェルチェアを所有していると、リプロダクト品がすぐにわかります

その違いは、座り心地もそうなのですが、座面の曲線の微妙な差異や色彩のテイスト、素材感の違いなどでわかるのです。

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ハーマンミラーの現行シェルチェアは、座面の裏にハーマンミラーのプレートが貼ってあるのでそこでわかります。


だからといってリプロダクト品を馬鹿にするということはもちろんないのですが、本家を知っていると「違うものは違うな」と思ってしまいます。

自分は特に名作椅子が好きなので、「やっぱり本家ハーマンミラーのシェルチェアでよかった」と思うのです。


まとめ 本当に好きならハーマンミラー製がオススメ

さて、本家ハーマンミラー製とリプロダクト品、どちらを選ぶのがベストなのでしょうか。


もちろん正しい答えがあるわけではありませんが、一つの考えかたとして「おしゃれな椅子を選ぶか、座れる美術品を選ぶか」ではないかと思います。


もしシェルチェアのデザインを「本当に美しい」と思ってお求めになるなら、是非ハーマンミラー製をお求めください。

値段は高くなりますが、やはりリプロダクト品とはデザインの機微や気品が違います。


とはいえども、ダイニングにセットで置きたい場合はそれなりの値段がします。

その場合はあえて「リプロダクト」という選択肢もアリだと思います。


ただし、どちらを選ぼうとも「インテリアと調和しているかどうか」のほうが重要なことは言うまでもありません。


椅子は安物でも高価なもので一度買うと長い付き合いになります。

今のインテリアにあうかどうか不安なあなたは、一度シェルチェアをレンタルしてみるのもオススメですよ!


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