最近、動物雑学系の本が本屋さんの目立つところによく平積みになってます。
私も動物ネタが好きなのでついつい手にとってしまうんですが、パラリ読みしただけで「よくもまぁこんなことを知ってるなあ・・・」とあまりにニッチな内容に感動すら覚えます。
内容的には学術書に近いレベルと思うのですが、読みやすい文章と可愛らしいですべての年代の方に受けているのでしょう。
私も「わくわく動物ランド」で育った世代ですのでそこそこ動物には詳しいと自負してましたが、いやはや、知らないことだらけでした。
イメージと実像のギャップが大きい動物達に悶える・・・!
動物雑学本は大きくわけて2種類あります。
ひとつは「動物の種類」にスポットを当てたもの。
代表作は「へんないきもの」で、動物雑学本ブームの火付け役になりました。
表紙絵の「パックンフラワー」のような見た目のオオグチボヤにやられた方も多かったのではないでしょうか?
そしてもう一つは「動物の生態」にスポットを当てたもの。
いわゆる「ゾウはこんな性質がある」とか「キツネはこんな生活をしている」とかですね。
こちらが、今の私にとって堪らないものがあるんですよ。
動物園の定番アニマル、キリンについて一例を上げてみましょう。
キリンって首や足の長さから「華奢」なイメージってありませんか?
なんとなく簡単にポキっと折れちゃいそうな。
実際はキリンの戦闘力ってめちゃくちゃ高いんですよ。
身長5m、体重1tの巨体から繰り出される強烈なキックは、かの百獣の王ライオンを一撃で葬りさることもあります。
つまり野生のキリンは進撃の巨人でいう「通常種の巨人」と同等。
遭遇したら即座に逃げないと命はありません。
・・・とまぁこんなエピソードが紹介されている本が大好きなんです(笑)
ちなみに、メジャーな動物の意外な生態としてはこんなものがあります。
・ゴリラは実は無茶苦茶優しい
・ライオンやトラは、実は狩りが結構苦手
・カピバラは本気を出したら時速50kmでも走れる
このLIFEという本はそんなエピソードが沢山紹介されており、しかも漫画が物凄く読みやすいのでオススメです。
ライオンもタジタジ?! 無鉄砲さナンバーワンの動物○○
さて、この手の本を読めば読むほど感じるのは、「ライオンよりも強い動物って沢山いるんだな」ということです。
基本的な戦闘力でいうとキリンやゾウ、カバのほうが圧倒的に強いんですよね。
そんなライオンよりも強い動物達の中で、特に異彩を放っている動物がいます。
その動物の名は「ラーテル」。
頭部から背面、尾にかけて白い体毛で覆われているのが特徴で、NHK「おかあさんといっしょ」のキャラクター「ムテ吉」のモデルです。
もともとイタチ系は凶暴なんですよね・・・
クズリという種はホッキョクグマにも立ち向かいますし、山の妖精と呼ばれるオコジョですらかなり気性が荒いです。
しかし、無鉄砲さでいうとラーテルが群を抜いているのではないでしょうか。
襲ってきたライオンにガンガン立ち向かうのは朝飯前、逆にライオンを襲って餌を強奪することもあります。
毒への耐性も強いため、コブラもラーテルには勝てません。
あまりにも最強すぎるため、南アフリカの戦車の名前の由来にもなっているほどです。
ライオンよりも遥かに小さいのに、互角以上に戦う生き物が存在するという事実。
体格でいうとライオンのほうが3倍以上も利があるにも関わらず、一歩も引かない根性の塊、ラーテル。
人の顔色を見て行動する現代人にとって、学ぶところの多い生き物だと思います
我々はどうやって生き延びるべきか。それが問題だ
動物について知れば知るほど、それぞれの種が「固有の強み」をもっていたからこそ今まで生存してこれたのだと実感します。
どの種も残るべくして残っており、例外はありません。
たとえばあのナマケモノだって、何がしかの強みがあったからこそ、自然に淘汰されることなく生き残ってきたわけです。
…これは私達にも言えることなんですよね。
生き延びていくために大事なのは自身の強みやスキルを知り、それを最大限活用しなければなりません
でも、どうすればそれを知ることができるのでしょうか。
そのための大きな助けとなるツールの一つが、「ストレングス・ファインダー2.0」です。
所要時間:30分程度のボリュームの質問に答えることで、34種類の資質のうちあなたにピッタリな資質のTOP5を教えてくれます。
どんなにライオンに憧れていたとしても、あなたがシマウマやアライグマだったとしたら、ライオンを目指す努力の多くが徒労に終わるでしょう。
しかし、シマウマならシマウマ、アライグマならアライグマなりの生存戦略があるはずです。
「自分がどんなタイプか」「強みをもっているか」を知り戦略的に活用することは、個人の繁栄=幸せにも繋がってくるのではないでしょうか。
今回の記事でご紹介した「LIFE」と「ストレングス・ファインダー2.0」、とっても秀逸な本ですので、皆様も是非お手に取ってご覧くださいね!