「○年後にはあれをしたい」「こうなっていたい」という風に、「人生設計」を考える時は基本的に足し算です。
しかし、それを実現するために必要な「人生設定」においては、引き算思考が大事だと思います。
人生は有限なのですから、未来の最小単位である今日をどう生きるかは、ひとえに「何を引くか」にかかっています。
でも、いったい何を引けばいいんだろう・・・?
そんなあなたに、今日はとても参考になる本をご紹介します!
すべてを手にする人が捨てている41のこと/伊庭正康
なかなか刺激的なタイトルですが、中身はいたってシンプルで、著者が選んだ「これ、やらなくていいんじゃね?」というものが計41個のっています。
例えば「コンプレックスを克服しようとする努力」という深いものから、「二次会」「ポイントカード」という身近なものまで網羅されてます。
もちろん41個すべてのものが刺さる人は稀でしょう。
でも、そのうちの僅かでも「ハッ!そういえばこれ、いらないかも・・・」と思えるものが見つかるなら、十分に価値のある本だと思います。
著者はリクルート叩き上げの方で、今はコーチングなどの会社を運営されてらっしゃるようですね。
字の大きさも読みやすく、スッと読めるいい本です。
人生やらなくていいリスト/四角大輔
こちらの本も、「やらなくていいんじゃね?」を集めた本です。
その数40個!さっきの本とニアーな数です(笑)
「すべてを手にする人が捨てている41のこと」が実践的な本であるなら、こちらの本はやや哲学的。
著者の人柄のなせる技なのか、読んでいて、肩の荷がスッと降りるような感覚を覚えます。
雰囲気のあるイラストもフンダンに盛り込まれており、構成そのものが美しい。
本棚の中よりも、旅行かばんの中のほうが似合う本ですね。
あたりまえを疑い、問い、捨てる
あなたがあたりまえにやっていることが、「実はあたりまえではない」ことを知る機会は、そうそうないと思います。
こと仕事の面などは「周りもみんなそうだから」という理由で、嫌なことにも感覚が麻痺し、いつの間にか「あたりまえ」になっているのではないでしょうか。
今回ご紹介した本を読めば、あなたの抱えている「あたりまえ」を「疑う」ことが出来ます。
あとは「これは本当に私に必要なのか?」と問いかけ、不要であれば「捨てる」だけ。
実にシンプルで、美しい「自分設定」の作り方です。
普段忙し過ぎて「私は何のために生きてるんだろう・・・」と考えがちなあなたにこそ、是非これらの本を読んでもらいたいと思います!
どっちもおすすめだよ!!