前回、「仕事で死んでしまう人の気持ちがわかってしまった」という記事を書きました。
その後に本屋にいったのですが、まさに私の気持ちにピッタリの本が。。。
ウワーーーッ!
フィットしすぎ!
今の気持ちにフィットしすぎ!!
タイトルを見て思わず笑っちゃいました(笑いごとではないんだけれど)。
この本はまだ読んでいないのですが、今日は私なりの「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)」を書きたいと思います。
無職のトラウマ
私が会社を辞めることを出来ない最大の理由は、「無職のトラウマ」です。
みなさんにはどうでもいい話なのですが、少しばかり昔話にお付き合いください
憧れだったWEBデザイナーへの道
「クリエイティブな職種に就きたい!」と大学を中退し、通い始めたWEB系の専門学校。
当時はITバブル全盛だったこともあり、「自宅で好きなペースで作業できる。しかもWEB単価もそこそこ高い!」というWEBデザイナーは、まさに憧れの職種でした。
俺は自分の道は自分で切り拓くぞ!!!
(若かりし頃の俺)
しかし、専門学校を卒業したころにITバブルが崩壊し、WEB単価が急落。
個人で受けるWEB受注ではとても生活できなくなり、泣く泣く就職活動を始めることになりました。
理不尽な理由で内定取り消し
「せめてWEB関係で・・・」と仕事を探すのですが、すでにWEBデザイナーは飽和状態。
WEB関係の内勤募集もほとんどなく、一般企業の面接を受けても鳴かず飛ばず。
やむなく実家に戻り、単発の仕事で食いつないでいく日々が1年ほど続きます
そんな中で「WEB担当者を募集しているよ」と知り合いから紹介されたのがDoc●moの事業所。
面接を受け、「とりあえず来てください。良さそうだったら正社員登用します」との回答!
長い冬の時代もやっと終わる!
しかも念願のWEB!!ワーーイ!
「ごめん、前任担当者が発狂したから、男性スタッフは取らないことにしたわ」
(※プライバシー保護のため音声は変えてあります)
そんな意味不明かつ理不尽な理由で、突然不採用になりました。
この時はさすがに心が折れた・・・
ちなみに、その後に出会ったのが現在の会社なのですが、まさか10年以上も勤めることになるとは・・・。
人生とはわからないもんですな。
地獄を味わいたくない恐怖と守るべき家族の存在
正直、無職の時代は地獄の日々でした。
不採用の度に削がれていく自己肯定感、貯金の尽きていく恐怖・・・。
あの感覚だけは、もう二度と味わいたくないね・・・
また、独身ならまだしも、今では守るべき家族もいます。
過去に何度か経験した苦しい状況だって、「家族を路頭に迷わせるよりマシ」と考えて、実際に乗り越えてきました。
ですが、この経験則が下手にあるが故に、会社を辞めるべきデッドラインをいつのまにか踏み越えてしまうのかもしれません。
死んだり鬱になるほうがよっぽど不合理
いくら無職が苦しいといっても、結果的に死んでしまったり、鬱になってしまうほうがよほど不合理です。
ですが、デッドラインを超える人が後をたたないのは、まさに「距離感を見誤った」と言わざるを得ません。
お腹が痛いのが1日ぐらいなら我慢する人は多いでしょうが、10日痛いのが続くと多くの人が病院にいきます。
でも、心が10日痛いのに病院に行く人は少ないのではないでしょうか。
もっと早めにしかるべき人に診てもらい、デッドラインと自分との距離感を客観的に知ることは、とっても必要と思います。
引き返せないところに立ってしまう前にね・・・!
私も「この状態になったら、こうしよう」というマイルストーンをいくつか置いてます。
そして、マイルストーンが残り2個ぐらいになったら全力で逃亡をしたいと思ってます!
・きつい時こそ自分自身への思いやりを→セルフコンパッションを高めるのが大事よって話
・生きるために荷物を少しでも減らそう→人生でやらなくてもいいことって何だろう?を考えるヒント