集中力があれば何でも出来る!
ねころすです。
今回ご紹介するのは「ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45 」。
著者は、メンタリストDaiGoさんの懐刀(といっていいかはわかりませんが)、鈴木 祐さんです。
まぁ読む前からいい本なんだろうなとはわかってましたが、やっぱり凄い本でした!
「ヤバい集中力 」はこんな本!
「ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45(以下「ヤバい集中力」」は、一冊まるまる集中力について特化して書かれた本です。
この一冊に、集中力に関する最新の知見が網羅されているといっても過言ではありません。
著者の鈴木 祐さんは膨大な数の論文に精通している他、自身でも体感できた情報しか流さないので、どの著作もかなり信頼性の高い内容になってます。
今回の「ヤバい集中力」は、今までの鈴木さんの本の中でも最もパンチの効いたタイトルと表紙になってます。
まるで「ブラックな心理術系」の本みたいですよね!
でも、読み終わるとこの表紙のイッた目つきの虎の意味がわかると思います。
「ヤバい集中力」の見どころはここだ!
「ヤバい集中力」は情報が盛りだくさんの本ですが、ここでは特に私が感じた見どころについていくつかご紹介させていただきます。
これから読もうという方の参考になれば幸いです。
見どころ①集中力という能力は存在しない?!
「ヤバい集中力」によると、結構早い段階で「集中力という能力は存在しない」といってます。
まさかの「集中力」存在しない説…!?
私達が日常的に「集中力」と呼ぶ能力は、いくつものスキルがからみあったものです。
(中略)
その複雑なプロセスを、多くの人はなんとなく特定の力としてとらえているにすぎません。要するに、「集中力」という単一の能力は存在しないわけです。
(引用:「ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45」)
つまり、集中力は存在するのだけども、単一のスキルではなくて「複数のスキル」の合成物という考えなのですね。
これ、確かに理にかなっていて、「速く走るためには”筋力”だけではなくて”肺活量”や”瞬発力”も必要」みたいな感じに似ています。集中力も、モチベーションや注意力、セルフコントロール能力が必要だよ、というわけです。
松岡修造バリに「集中!」といって集中が出来るほど人間は単純には出来ていないということですね。
見どころ②獣と調教師のたとえが非常にわかりやすい
そんな複雑な「集中力」の構造を、「ヤバい集中力」では「獣と調教師」の関係性に例えています。
獣は本能、調教師は理性。この2つの関係性によって集中力が高まったり低くなったりするということですね。要は「潜在意識と顕在意識」の関係ともいえますが、メタファーを用いることでよりイメージがしやすくなっています。
そして「ヤバい集中力」では、調教師が獣をコントロールするために、以下のようなテクニックが章ごとに紹介されています。
脳力を高めるサプリや食事について
モチベーションを高める目標の立て方
集中モードに切り替えるために他クニック
セルフイメージの書き換え方
集中力の回復の方法
効果的な休息のとり方
け、けっこう色々あるんだな…!
この本に限った話ではありませんが、いきなり全部を実行するのは確実にハードルが高いので、出来そうなものから取り入れてみるのがよいと思います。
集中力をあげるのは生半ではなく、普段からの心がけが必要ということは頭にいれておきたいですね。
見どころ③楽しい小ネタが満載
別に小ネタのつもりで書かれているわけではないかと思いますが(笑)、本書では初見のライフハック情報が沢山のっていました。
たとえば、集中力をあげるために有効なのはカフェインとされているのですが、「カフェインを摂取するのにベストな時間帯」を教えてくれるサービスがあるんですねぇ。知らなかった!
アメリカ陸軍が開発した「2B-Alert 」(※海外のサイトです)というそうですが、メールアドレスを登録後、直近の就寝時間と起床時間を入れだけで「適切なカフェイン分量と摂取時間帯」を教えてくれるそうです。
これはやらないかんばい!
他にも「作業前にこれをやるだけで集中力アップ!」みたいにすぐ使える情報が沢山あるので、ライフハック好きにはたまらない一冊に仕上がってます。
付録として45のライフハックの一覧シートもついてますので、コピーをとって「マスターしたものからチェックをいれていく」という使いかたをするといいですね!
「ヤバい集中力」まとめ
「ヤバい集中力」を読み終えた感想は「凄い役に立ちそうな本だな」と「でも完全マスターするの無理じゃね?」が半々でした。
食事のコントロールなんかは「根本療法」とはわかっていつつも、どうしてもハードルの高さを感じてしまうんですよね。
でも、カフェインの摂取の仕方であったり、作業前にモチベーションを上げたりする方法のようにすぐに出来るテクニックもあります。
私のように「一部の情報にハードルの高さ」を感じてしまう方も、そちらからジワッと試していくのもよいかと思います。
いずれにせよ、本書は現段階で「集中力」に関して最高峰の本であることは疑いありません。
DaiGoさんの「自分を操る超集中力」を読まれた方なんかは、さらにディープに補完してくれる本書を読まれることを全力でオススメします!
以上ですたい!
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