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「一流の頭脳」の要点! 脳を鍛える最強の運動とは?

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ねころすです。

2018年の春に出た本一流の頭脳を先日読了しました!

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いかにも脳に良さそうなこの本の著者は、スウェーデンのカロリンスカ研究所(ノーベル生理学・医学賞の選定期間)に務める研究者です。

本も、しっかりと科学的根拠に基づいており読みごたえ十分でした。

この本の根幹なす主張はズバリ「脳を鍛えたかったら運動しなさい」ってことです。

でも、運動なら何でもよいのでしょうか。

それ以前に、運動によって本当に脳が鍛えられるのでしょうか?

今日はそんな疑問を解消します!

脳を鍛える最強の運動はジョギングだった

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「一流の頭脳」の要点をズバリいうと、「脳を鍛えるためにはジョギング(有酸素運動)をしなさい」ってことでした。

ウォーキングが脳にいいということは随分前から言われてますが、実はジョギングのほうが受ける恩恵は大きいようなんです。

そのメリットをいくつか紹介していきます。

ジョギングが脳にいい理由①ストレス耐性が上がる

私達が日常生活や会社などでストレスを感じると、動悸がしたり手が震えたりすることがあります。

なぜこういうことが起こるかというと、ストレスにより分泌されるホルモン「コルチゾール」に身体が反応するからなんです。

そしてここがポイントなのですが、コルチゾールは心理的なストレスだけではなく、肉体的なストレスでも分泌されるのです。

つまり、ジョギングのような負荷の高い運動でコルチゾールを分泌されていけば、やがて脳が慣れてしまい、今度は心理的なストレスによるコルチゾールの分泌が減少していく=「ストレス耐性が上がる」というわけです!

ポイント! 肉体に負荷をかけることで、コルチゾールの分泌が抑止されていく!

ジョギングが脳にいい理由②集中力がつく

運動をすることで分泌されるのはコルチゾールだけではありません。「ドーパミン」というホルモンも分泌されます。

ドーパミンは集中力に関わりのあるホルモンなのですが、運動をし終わったあとからドーパミンは分泌され、数時間その状態が続きます

これはまさにゴールデンタイムともいうべき、脳の機能が高まった状態なんです!

過去に200人の子供を対象に行われた調査によると、学校のある日に1時間半の運動(心拍数を上げる遊び)をした子供は、集中力が改善されたそうです。とりわけADHD傾向の強い子供ほど大きな変化が見られたのだとか。

この実験の対象は子供でしたが、大人も心拍数をあげる運動をすることで、同じ恩恵に預かることが出来るのは言うまでもありません。

ジョギングが脳にいい理由③記憶力が高まる

続いてジョギングと記憶力に関する話です。

アメリカで120名の被験者を以下2つのグループにわけ、1年後の海馬(記憶を司る、脳内の重要な機関)」の大きさを測定するという実験がありました。

① 軽い運動をするグループ
② 持久力系の運動をするグループ

その結果は、実に驚くべきものでした。

①の「軽い運動をするグループ」は海馬が1.4%縮んでいたのに対し、②の「持久力系の運動をするグループ」は、なんと2%も海馬が成長していたのです!

ちなみに「持久力系の運動」は何も特別なメニューではありません。週に3回、40分間、早足で歩くだけの運動です。

つまり適度なジョギングの有効性を示唆しているわけですが、逆にマラソンのような過酷な運動では短期記憶を忘れやすくなるそうです。

むやみに走ればいいわけじゃないんですね!



さあ、ジョギングを始めよう!

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ここまで読んでいただいたあなたは、ジョギングに興味が出てきたのではないでしょうか?
(単純な私は、「一流の頭脳]」を読みおえるや否や、すぐにランニングウェアをAmazonで注文しました)

ここでは、ジョギングをするにあたって注意しておきたいポイントについて解説していきます。

ジョギングはどれぐらいの時間やればいい?頻度は?

ジョギングは長すぎると逆に短期記憶への影響が出たり、身体的な故障にも繋がります。

「脳」と「メンタル」を鍛えるためのジョギングであれば、以下を目安にするとよいでしょう。

◆脳を鍛えるジョギング◆  最低20分、可能なら30~45分
 頻度は週に2,3回
 ベストな心拍数の目安としては220から年齢を引いた数の70~75%

ただし、メンタルや心身に不安がある場合は無理は禁物。

まずはウォーキングや速歩きから取り入れてみることをオススメします。

ジョギングはいつやればいい?

ジョギングをすることでドーパミンやノルアドレナリンなどの集中ホルモンが分泌されます。

その効果は数時間続くわけですが、夜にやるとその恩恵が十分に受けられないかもしれません。

朝方ランニングをすれば、昼過ぎまで集中できるのでオススメです。

ただし、寝起きすぐに走るのは体に負担がかかるのでやめましょう。

オススメなのは、はやくても起きてから1時間後。走る前にコップ一杯の水を飲んでおくとベターです。

ポイント! 走るなら夜より朝がオススメ! ただし起きてから1時間はたった後からにしよう

ジョギングに必要なものは?

ランニングに最低限必要なものは「スポーツウェア(ジャージ)」と「シューズ」です。
あとは心拍計機能のあるスマートウォッチがあればなおよし。

シューズとウェアは今家にあるもので代用しても構いません。

ただ、心拍計機能や走行距離を記録してくれるスマートウォッチは是非使ってほしいと思います。

「一流の頭脳」まとめ さあ、あなたも走り出そう!

「一流の頭脳」に感化されてジョギングを始めたものの、当初は10分走るだけでも辛いものでした。

しかし、ある程度習慣になってくると「走りたいな」と思えるようになってくるので不思議なものです。

そして肝心の効果についてですが、明らかに仕事からのストレス耐性があがったように感じています。

おそらく、うつになりかけの人にも一定の効果はあるのではないでしょうか。

そんなわけで「一流の頭脳」の要点は「ジョギング」とネタばらしをしてしまったわけですが、一流の頭脳には他にもいろんなTipsが詰め込まれている本です。

本記事で興味を持たられたら、是非本もお手にとってみてください!

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