2018年の秋にステッドラーがリリースしたコンクリート素材のボールペン。
意表をつく素材のチョイスのこの筆記具は、文具マニアに驚きの声を持って受け入れられました。
しかし、実際に使ってみると思わぬデメリットもあったようです。
購入しようかどうか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
コンクリートボールペンは想像以上に劣化スピードが早い!
ニュルンベルク工科大学の土木工学部と協力して開発した特殊なコンクリートは、絶妙な重みと他にない握り心地を実現しているようです。
一方コンクリート自体が劣化のスピードが激しいようで、購入者からはこのような口コミがよく見られます。
「握っているところが数ヶ月ぐらいで黒ずんできた」
「グリップにひび割れが見られた」
「気泡が少しずつ大きくなってきた」
いずれもコンクリートならではの物理的な問題に起因しているようですね。
黒ずみに対処する方法は?
ひび割れや気泡についての対処は難しいと思いますが、黒ずみを目立たなくすることはできそうです。
どうしても気になるという場合はこんな方法を試してみるのもいいかもしれません。
・重曹につけて磨く
・目の細かいサンドペーパーなどで研磨する
ただし完全にきれいにすることはできませんし、サンドペーパーなどで研磨し続けるとグリップ感が変化してきます。
何より、「経年劣化」が味でもあるこの素材の良さを半減してしまうことにもなりかねません。
デニムのように「エイジングを楽しむ」という風に考えたほうが良さそうですね。
まとめ 自分の手で育てるというコンセプトはかなり魅力的
コンクリートボールペンの筆記用具としての評価はとても良い方だと思います。
アイシングの点を除けばずっしりとした重量感や独特のもち心地に満足している購入者もたくさんいます。
また価格も3000円前後と、筆記具として手の届きやすい所も魅力の一つです。
文房具の経年劣化が嫌だという人には向きませんが、「自分の手で育てていく」ということを考えると、唯一無二のコンセプトデザインといえるかもしれません。
5年後、10年後はどのように育っているのか想像もつきませんね。
気になるあなたは、是非一度手にとってみてはいかがでしょうか。